グスターボ・ドゥダメルとエル・システマ


はじめてグスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)のことを知ったのは、2009年にロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任した際のこと。就任記念公演のリアルタイム動画配信をやっているのを知って、観てみようと思ったときはもう終わりの方だった。

そのときはたった数分間観ただけだったけど、彼のエネルギッシュな指揮が非常に印象的だったので、その後いろいろ探したり調べたりしてて、YouTubeでこれ( Mambo! • New Year's Eve Concert 2007 from Caracas )を見つけたときは本当に吹っ飛んだ。「こんなクラシックもあるのか!」


そのドゥダメルが5歳頃から受け始めた音楽教育の仕組みが「エル・システマ」。

エル・システマ(El Sistema)は、ベネズエラで行われているクラシック音楽の教育制度。
1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博士の呼びかけで始まった。
無料で子供たちに楽器を与えて、基礎知識や演奏を教えることにより、健全な成長をはからせる。
多くの子供が貧困層で、グスターボ・ドゥダメルはこの制度で学んだ。
資金はベネズエラ政府や寄付。(Wikipedia)

この素晴らしい制度が生み出した若き(1981年生まれ!)情熱的な指揮者のことは今後も目が離せないなあ。

彼が指揮したシモン・ボリバル・ユース・オーケストラのベートーヴェン交響曲第7番はとっても気に入っててよく聴いてます。

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