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儒教とは何か

きょうの読書会のテーマ本『儒教とは何か』がなかなか面白かった。 儒教というと倫理道徳という印象しかなかったが、実は死と深く結びついた宗教で、表層の礼教性(社会規範、ひいては倫理道徳)と深層の宗教性の両方を持ち合わせていたらしい。 現代では、礼教性はほとんど完全に消滅したものの、宗教性の方は、仏教に取り入れられるなど、内面化して残っている、というのが興味深い。 たとえば、葬式の際に、故人の写真を仰ぎ、柩に向かって礼拝するのは儒教のマナーであって、仏教徒ならば本尊(またはそれを象徴化した掛軸)を拝むべき、と。 また、別れ花を入れたり、遺族が柩を持って出棺を行うときには、僧侶はいないが、それは本尊に対する読経が終われば、僧侶の役割は終わりで、そのあとは儒教的なものだからということのようだ。 ちなみに「清め塩」は儒教でも仏教でもなく神道につながっているそう。

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